BICCAMERA Expands Audio Market

BICCAMERA Expands Audio Market:ビックカメラの昨月(Aug. 2008)売上高は前年同月比8%増: ポイント制の展開と経済産業省デジタルマネー報告
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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 ビックカメラが8月の月次売上を速報した(Sept. 8, 2008)。前年8月比8%増と好調で、特に音響映像商品は23.9%増と示している。ビックカメラの説明(SANARI PATENT要約)によれば、
(1)  音響映像商品は、北京オリンピックの需要に加え、その終了後も増勢を続け、薄型テレビ、BDレコーダ(SANARI PATENT注: Blue-Ray Disk Recorder)、ビデオカメラ、オーディオとも好調に推移した。
(2)  家庭電化商品は、冷蔵庫、洗濯機、調理家電が好調で、前年8月比4.7%増であった。
(3)  情報通信機器商品は、ケータイ、パソコン本体とも好調で、前年8月比2.2%増であった。

ビックカメラのポイントは、明確、高率、JR・SUICAとの共用など、魅力を増していると共に、現在の金利情勢から、現金支払いの場合とクレジットの場合とでポイント点数を2様とするなど、経営の合理性を堅持していることに、SANARI PATENTは注目する。

企業のポイント制については、経済産業省のデジタルマネー中間報告(上記Hub Site:Sept 13ご参照)においても次のように評価している(SANARI PATENT要約)。
「いわゆる『企業ポイント』については、事業者が顧客の囲い込みを図る目的で、自社の製品やサービスを購入した顧客に対して無償でポイントを付与するものであり、いわゆる『おまけ』や『値引き』といった、事業者の販売促進策として発行されてきたと考えられる。しかし、現在では、他の事業者との連携によるマーケティングの実現(相互送客)や、ポイントの魅力の向上のために、他社のポイントとの交換や電子マネーへの交換が進んでいる。」

他の企業におけるポイント制の活用状況を見ると、JR東日本は次のように広告している(Sept.1, 2008)(SANARI PATENT要約)。
「9月1日から9月30日のキャンペーン期間中に、JR東日本エキナカSuica対応ドリンクを買うと、Suicaポイントが通常の5倍付与されます。」
またKDDIは、「携帯電話業界で初、KDDIauポイントプログラム』とビットワレット電子マネーEdyのサービス連携についてーauおサイフケータイEdyを利用するとauポイントがたまる」と題して、約3000万のKDDI契約者、沖縄セルーラ、全国75,000店舗、5000インターネットサイト加盟店を持つビットワレットのデジタルマネーシステムの利便性と徳用性を述べている(Jun.24, 2008)。

ビックカメラを含めて、信頼性・信用性に疑問のない諸企業が積極的に、ポイント利用の多機能・高度化を展開することは、消費者の合理的な支払手段を提供・拡充し、国民生活のイノベーションと活性化に繋がるものと、SANARI PATENTは考える。
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