METI Presents Spa Service Report (2008-6-27)

METI Presents Spa Service Report (2008-6-27):経済産業省が「スパ・サービス産業の発展に向けた現状と課題・調査研究報告」を昨日発表
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
別サイト http://sanaripatent.blogspot.com/ NECが米国NetCracker社を買収(20080628記事)
別サイト http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog 特許庁産業財産権の現状と課題報告を昨日発表(20080628記事)

 経済産業省三井情報株式会社に委託した標記の調査研究結果が、昨日発表された。スパ・サービスは都心・地域両ブランドなどの拠点知財の関連し、外国人観光客の誘致上も重要であるので、その内容(SANARI PATENT要約)を考察する。

1. スパ・サービスへの注目理由
  ストレス社会化に伴う健康・癒しブームを背景として、わが国でも様々なスパ・サービスが続出し、都心部の高級ホテル。スパの急増や、温泉・海洋深層水を活用したリゾートスパが全国に見られる。

2. スパ・サービス市場の現状
  現時点では「スパ」の定義は確定していないので、スパ・サービス提供の有無は、各施設の自認に俟つこととなる。今次アンケートおよびインタビュー調査は、これを自認している366施設を対象とする。
 スパ施設の形態は、シティホテル内6.0%、リゾートホテル13.9%、温泉・旅館18.3%、大型商業施設内27.3%、健康ランドスーパー銭湯11.2%、フィットネス・スポーツ施設7.4%、エステサロン5.5%、ヘアサロン0.6%、上記以外の独立型店舗5.2%、その他施設4.6%である。

3. スパ施設の地域属性
  北海道5.7%、東北4.9%、東京16.9%、関東21.0%、東海13.7%、北陸・信越6.6%、近畿11.2%、中国・四国7.1%、九州8.2%、沖縄4.7%である。
 都道府県別では、東京都の16.9%に次いで神奈川県7.1%、北海道5.7%、静岡県5.5%と続く。

4. スパ施設への来客
年間総来客数が、2005年の2211万人から2007年には2688万人に増加している。女性、30代、単価5000以内が多数を占めている。

5. サービスの種類
マッサージなどのトリートメント、美容、セラピー、ヨガ、エアロビクスなど多彩である。

6. SANARI PATENT所見
チュニジアの海岸が欧州諸国のスパ・サービス地域になっているように思われる。欧米のスパ・サービス調査を望む。
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