INPENHD Decided to be INPEX on Oct.1st 2008

INPENHD Decided to be INPEX on Oct.1st 2008: 国際石油開発帝石ホールディングス株式会社が、本年10月1日に国際石油開発帝石となり直接事業実施
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
別サイト http://sanaripatent.blogspot.com/ 新光商事NECエレクトロニクス協業で中国電子機器市場(20080628記事)
別サイト http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog 骨太方針対応の経済産業省経済成長戦略(20080629記事)

 油価高騰に基因する減益報告が圧倒的に多い今次各社事業報告であるが、石油生産事業者として、国際石油開発帝石の今次事業報告を見る。

1. 当期業績(SANARI PATENT要約)
1-1 アゼルバイジャンのACG油田における原油生産量の増加や国内天然ガス事業における大口販売量の増加、ベネズエラプロジェクトの契約発効に伴う天然ガスの売上計上など、生産量・販売量が順調に推移した。また当社の海外生産原油の平均販売価格が前期比28.8%上昇するなど、高油価・高ガス価に支えられて、連結売上高は前期比24.1%増の1兆2029億円となった。
1-2 一方、ロイヤリティや開発費用の増加などのコスト増もあったが、営業利益は前期比27.7%増益の7142億円となった。
2 子会社の吸収合併
2-1 今次株主総会で会社定款の一部変更が承認可決され、2008-10-1をもって、完全子会社である国際石油開発株式会社および帝国石油株式会社を吸収合併して、両社の事業を承継して直接事業を行うこととした。
2-2 商号を「国際石油開発帝石株式会社」に変更する。
3 オーストラリア・イクシスプロジェクトの進捗
3-1 パートナーとして、LNGプロジェクトに豊富な経験を有するフランスTOTAL社を迎えた。
3-2 このプロジェクトは、日本企業が初めてガス田の開発からLNGの生産・販売までをオペレータとして取組む画期的なプロジェクトであり、国際石油開発帝石の中長期的な企業価値の向上に大きく貢献する。
4.SANARI PATENT所見
4-1 国際石油開発帝石株式会社と帝国石油株式会社とが経営統合して国際石油開発帝石ホールディングス株式会社を設立したのは、2006-4-3で、その2年半後には事業統合を完成することとなる。
4-2 埋蔵探査、採掘、環境、保安の各分野に、帝国石油の永い社歴と、国際石油開発の国策会社としての社歴とが、融合・相乗することと期待される。
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INPENHD、国際石油開発帝石、ガス田、オーストラリア、アゼルバイジャン油田