Service Technology Center of METI

Service Technology Center of METI Starts at 1st April:4月1日に「サ−ビス工学研究センタ−」発足(経済産業省2008-3-12発表)
弁理士 佐成 重範 sanaripat@nifty.com  Google検索SANARI PATENT
別サイト http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog/ 経済産業省・工業高校の人材育成委託事業4月開始(2008-3-13)
別サイト http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog/ 欧州特許庁・翻訳合理化(2008-3-13)

SaaS (Software as a Service)に象徴されるように、経済産業構造のサ−ビス化がグロ−バルに進捗し、知財専門家の業務もサ−ビスのビジネスプログラムなどサ−ビス工学的内容が著増する。
 4月1日に発足する標記研究所との連携が必要である。

1. 発表内容(SANARI PATENT要約)
1-1 経済産業省は、独立行政法人産業技術総合研究所」に「サ−ビス工学研究センタ−」を設立し、サ−ビス生産性向上に科学的・工学的手法を導入する。
1-2 わが国のサ−ビス産業は、GDPと雇用ベ−スで日本経済の7割を占めるに至り、製造業と並んで経済成長牽引の担い手である。しかし、近年、サ−ビス産業の生産性の伸び率は低く、わが国経済の持続的成長のためその生産性向上が急務である。
1-3 従来サ−ビスは、産業界においても大学等の研究機関においても、研究対象として十分に位置づけられていなかった。そこでこのセンタ−は、産学連携で科学的・工学的手法を用いた方法論を展開する。
1-4 サ−ビス工学の研究においては、日常のサ−ビス現場においてサ−ビスの提供と、それを受ける人の行動を観測・分析することにより構築されたモデルを用い、サ−ビスが再設計され、現場に適用される。この結果、サ−ビスのプロセスは連続的に最適化され、生産性が向上する。

2. SANARI PATENT所見
既にサ−ビスの多様な分野で、生産性向上の工学的検討結果が実施され、その適否によってサ−ビス各企業の存続の成否が決定されている。このような検討の一部は、特許公開されているものも多数あるから(例えば、海外でも評判の回転寿司)、現存の知的財産をイノベ−トする研究もなされるよう期待する。
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