Next Generation Illumination

Next Generation Illumination:次世代高効率照明を経済産業省・新エネルギ−革新技術として計画
弁理士 佐成 重範 sanaripat@nifty.com  Google検索SANARI PATENT
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1. 経済産業省の解説(2008-3)(SANARI PATENT要約)
1-1 次世代高効率照明は、現在の蛍光灯を大幅に上回る発光効率を有し、高演色性を有する照明である。すなわち、高効率LED照明、有機EL照明、マイクロキャビティ(SANARI PATENT 注:各色のスペクトルピ−ク波長に、カソ−ド・アノ−ド電極間の光路長が合致するよう膜厚を選んでいる構造)等、次世代照明の技術により、白熱灯の発光効率(15~25lm/W)や、蛍光灯(80~100lm/W)を超える効率(150lm/W)の達成によって二酸化炭素削減が可能である。
1-2 白熱灯(一般消費用全ランプの消費電力量の約9.6%)、および蛍光ランプ(SANARI PATENT 注:原文のまま)(同、約73.1%)を全て次世代高効率照明に置き換えると、照明の消費電力は半減できる。
1-3 光センサ−や人感センサ−との組合せや、HEMS、BEMSに組み込むことにより、更なる消費電力削減も可能である。
1-4 LED照明については、更なる高効率化のため高効率LED素子の開発、白色LED用高効率蛍光材料の開発を推進し、2010年頃に100lm/W、2020年頃に200lm/Wの実現を目指す。
1-5 有機EL照明の発光効率は現状では白熱電球程度であるが、理論限界については蛍光灯の2倍以上で、2020年頃に100lm/W、2030年頃に200l,m/Wm の実現を目指す。
1-6 更に高効率な次世代照明としては、マイクロキャビティやクラスタ−発光(SANARI PATENT 注:Clusterは、原子および分子がファンデルワ−ルス力などによって集合した状態で、タングステンクラスタ−などの発光高効率性が研究されている)があるが、基礎的研究段階にある。

2. SANARI PATENT所見
電力の節約が、生活の美観や街の多彩な悦楽を削減する結果になっては本末転倒的であるから、二酸化炭素排出削減と併進する「照明の高効率化」は最優先課題である。
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Illumination、照明、高効率発光、マイクロキャビティ、クラスタ−発光