SANARI PATENT ニュ−ヨ−クで無印良品の活況

No Brand is Good Brand: TV Tokyo Reports No Brand Vitality in New York:
無印良品計画のニュ―ヨ−ク第1号店の活況と「無印」というブランド
弁理士 佐成 重範 sanaripat@nifty.com Web検索SANARI PATENT
別サイト http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog/ 2007.11.20 総務省にインタ−ネットプロバイダ−協会意見

  テレビ東京WBS(2007.11.17)が、?良品計画ニュ−ヨ−ク店の無印良品好評ぶりを放映したが、無印良品計画の海外店舗数は米国以外にも、英国17、フランス8、イタリア3、ドイツ2、アイルランド1、スウェ−デン6、ノルウェ−4、スペイン2、香港6、シンガポ−ル3、台湾9、韓国5、中国1、タイ2を数え、国内直営172店舗、商品供給店146店舗と共に、人気がグロ−バルに高まりつつあるようである。
 
 「無印」を直訳すれば「no Brand」のようであるが、このように人気が高まると、「無印」というブランドであると考えたくもなる。では「ブランド」と「無ブランドというブランド」との相違は何かといえば、「ブランド」には非ブランド品の平均価格を上回る価格を認めさせる超過利益取得力」、いわば「ブランド特権」があるのに対して、「無ブランドというブランド品は、超過利益を求めないこと」を顧客に示して、「同質低価格」の受益をユ−ザ−に提供するものであるとSANARI PATENTは理解し、優れたビジネス方法として、また消費のイノベ−ションの一つとして、評価する。
 以下、?無印良品計画の自己紹介を要約しつつ考察する。

1. 良品計画東証1部)の会社概要と志向
1-1 設立27周年であるが、1980年に無印食品を誕生させ、素材・工程・包装の徹底的合理化のコンセプトのもと、「分け合って安い」というキャッチフレ−ズで登場したことが、消費者に新鮮かつ特徴的に愛好され、持続的拡販を遂げつつある。
1-2 コンセプトは常に磨くが、特に世界に発想を聴く「World MUJI」、世界規模で良品を探し出す「Found MUJI」などの商品開発コンセプトを加えている(SANARI PATENT 注:野村證券東洋経済会社四季報によれば、?良品計画は、今次ニュ−ヨ−ク1号店出店に引き続き2号店出店を予定し、上海に続き、オリンピック向け北京店を出店予定)。
1-3 調達構造と在庫コントロ−ルの改革を推進する。
1-4 グロ−バルな企業を目指す。

2.
2.楽天ネットとブログにおける無印
2-1   楽天ネットなどのインタ−ネット販売、愛好者グル−プのブログ「くちコミ」、いわゆる高級住宅街に立地する無印良品計画の自由が丘支店の人気など、品質の維持向上と合理的低価格への選好が、上質、ブランド選好と同一所得階層ないで共存していると、SANARI PATENTは考えるから、ネット・ブログ・くちコミの世界的自動広告メディアが、企業発信とユ−ザ−発信と相乗して、無印良品計画のようなコンセプトを助長すると考える。
2-2 例えば、楽天サイト(2007.11.18)には、無印良品として「鍋の蓋」、「学習机」など、「無印良品のニュ−ヨ−ク支店オ−プンに長蛇の列」などの報告、本月16日からの無印食品週間の内容が入力されている。
2-3 無印良品計画の商品についてのブログの活況も、Web2.0の現代にふさわしい。
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