SANARI PATENT NEC等の補聴器発明

Inventions for Defective Hearung: 高齢化社会に向けて補聴器発明に期待
弁理士 佐成 重範 sanaripat@nifty.com Web検索SANARI PATENT
1. 補聴器広告の活況
  高齢化社会のニ―ズを反映して、最近の新聞広告に補聴器の多様なタイプが紹介されている。難聴という現象は、実際は非常に多様で、個性に富むもののようである。
  音量を大きくすれば良いというものではなく、明瞭度や周波数帯適応の課題のほか、内耳の有毛細胞の減衰に伴う「感音難聴」の複雑性に対応する必要がある。
  しかし、補聴器関係の発明も活発であるから、高齢者はその実用化によって、青壮年者よりも聡明であることを期して待つべきである。
2. 本年に入ってからの特許公開事例(SANARI PATENT要約)
2-1 コックレアリミッテド「自動利得制御システム」(特許公開日2007-10-18)
補聴器または蝸牛用人工補綴具のための改良された利得制御装置を提供する。
2-2 サクサ「送受話器」(特許公開日2007-10-18)
補聴器を装着した状態で、受話内容が周囲にいる第三者に聞き取られることなく、かつ、受話音量を低下させず、補聴器装着者本人にとっては受話内容を聞き取り易くする装置を提供する。
2-3 NEC[携帯電話端末](特許公開日2007-9-20)
携帯電話端末と補聴器の機能を不便なく利用できる携帯電話端末を提供する。
2-4 サクサ「電話装置」(特許公開日2007-9-13)
利用者による設定に応じて特定の補聴器のみに音声を送信できる装置を提供する。
2-5 サクサ「電話装置」(特許公開日2007-9-13)
補聴器利用者の、左右いずれかの受話する耳に応じて音声信号の送信先を制御できるようにする。
2-6 リオン「補聴器」(特許公開日2007-9-13)
ハウリング(SANARI PATENT 注:いわゆるピ−音)が発生し難く、快適な装用感を得ることができる補聴器を提供する。
2-7 国立浜松医大「生体印象取得装置、方法、およびプログラム」(特許公開日2007-8-23)
接触計測により耳などの生体のかたどりを、簡易な構成で実現する装置、方法、プログラムを提供する。
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