DAIHATSU DIESEL’s 1st Quarter Turnover Shows 18.4% Up

DAIHATSU DIESEL’s 1st Quarter Turnover Shows 18.4% Up: ダイハツディーゼルの特許公開と業績好調
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
別サイト http://sanaripatent.blogspot.com/ WTO決裂とFTA進展(20080801記事)
別サイト http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog  シャープ太陽電池生産量世界2位(20080801記事)

1. ダイハツディーゼルの現況→ 利益の増額修正
1-1 NOMURA資産管理Vol107は、次のように高評価している(SANARI PATENT要約)。「船舶の発電用エンジンで、国内シェア40%強、世界で20%のシェアを持つトップクラスのメーカー。2008-3末の船舶向け受注残高は前期末比72%増の694億円。会社側は受注の選別を進めている模様である。2008-3月期の船舶用エンジン生産台数は、前期比16%増の960台を見込む。世界の新造船建造量の増加で、船舶用エンジンの増産とエンジンのメンテナンス需要の増加が続く見通しである。」
1-2 最近は日米の経済情勢やエネルギー・原料価格事情から、業績の下方修正が多いが、ダイハツディーゼルは、「ダイハツディーゼルグル−プが最も影響を受ける海運・造船業においては、原油や鋼材価格の高騰など環境悪化は見られるものの、海上荷動き量の増加を背景とした船舶数の逼迫が続いており、造船各社は当面の手持ち工事量を十分に確保している。このような状況のもとで、今後、購入品価格の大幅な上昇が懸念はされるが、海外を中心とするサービス事業の拡大や売上高増加に伴う増産効果に加え、生産性の向上やコスト削減に全社を挙げて取組むことにより、営業利益・経常利益・純利益とも前回予想を上回る見込みとなった」と述べ、本年4月時点で発表した2008-4-1〜2008-9-30の業績予想を上方修正している(2008-7-23同社発表)。

2. SANARI PATENT所見
 ダイハツおよびダイハツディーゼルの技術開発は活発で、今年度に入ってからの特許公開事例を見ても、
2-1 可変動弁装置(公開日2008-7-24)
2-2 内燃機関の安全装置(公開日2008-7-24)
2-3 ガソリンエンジンの制御方法(公開日2008-7-17)
2-4 自動制御装置(公開日2008-7-17)
2-5 板重ね合せ構造(公開日2008-7-17)
2-6 サイドメンバの補強構造(公開日2008-7-17)
 など、51件を数える(2008-8-1AM現在)。
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DAIHATSU DIESEL、造船、船舶エンジン、海運業、海上荷動き