SANARI PATENT 東京アニメセンタ−久保氏意見

Tokyo Anime Center’s Mr.M.Kubo Opines on Global Development of Japanese Anime

弁理士 佐成 重範 sanaripat@nifty.com Web検索SANARI PATENT

わが国閣僚等の「日本産マンガ・アニメの全世界好評」の自負にもかかわらず、世界市場における日本アニメのシェアは存外に低く、海外発展ぶりが不足であるし、対外価格交渉能力を欠くため輸出金額も予想外に軽少とあって、内閣知財戦略本部が有識者の検討会議を開いた(2007-12-4)。その模様は、早速テレビ東京WBSが放映したが、ここには、東京アニメセンタ−の久保雅一氏の当日意見を要約・考察する。

なお、東京アニメセンタ−が秋葉原クロスフィ−ルドにオ−プンしたのは昨年3月15日であったが、連日活況の模様である。東京アニメセンタ−は、中間法人・日本動画協会とその会員45社のアニメプロダクションが中心となり、企業コンソ−シアムを組んで運営してきた。アニメの創作・活用・視聴の全ての関係者に対する情報発信基地となっている。
 イベントギャラリ−、ラジオ・アフレコスタジオ、オフィシャルストア、アニメプレスセンタ−、シアタ−ホ−ルなどを具備している。

1. コンテンツポ−タルサイトのウィキペディア化の提案
(意見)
ハリウッドのインタ−ネット映画デ―タベ−スのように、映画製作に参加するクリエ−タ−やプロデュ−サ−が自ら自分のキャリアを更新してゆくサイト運営方法、つまりウィキペディアのような形を作ることを提案する。コンテンツ産業関係者自身が自分のコンテンツについて、自分自身(もしくは代理人)で直接サイトに入力し、デ―タを更新してゆくことが問題解決の捷径である。
 (考察)
ウィキペディアは、要するに一つの合作構造体であるが、その構築・運営体が先ず構成さていなければならない。著作権処理を含めて、合作構造体加入者のル―ル合意が形成される仕組みを用意する必要がある。平成20年度内閣知財計画において、見解が示されるよう、要望する。

2. 海外のクリエ−タ−の在日活動環境の整備
  (提案)
海外の優れたクリエ−タ−達が、今よりも容易に日本の制作会社で活動できるよう、弾力的なビザ発給を提案する。
  (考察)
米国等と相互主義で実施することが望ましい。

3.「CG映像がより制作し易いアプリケ−ションの開発」および「海外展開政策」については、久保雅一氏の意見を詳しく理解するため、別途別サイト http://d.hatena.ne.jp/SANARI/ に記述する。
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Anime、東京アニメセンタ−、wikipedia、クリエ−タ−、コンテンツ
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