SANARI PATENT TOYOTA Develops Robot

TOYOTA Develops Robot Business :NIKKEI NET Reports TOYOTA Global
Vision 2020: トヨタ日立製作所富士電機・NECのロボット開発 
弁理士 佐成 重範 sanaripat@nifty.com Web検索SANARI PATENT
別サイト http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog/ 2007.11.27 J-Power知財の海外発揮

 中長期経営計画の策定が次世代グロ−バル展開に必須として、諸企業に普及しつつあるが、トヨタの場合は5年ごとのいわば中期計画を、1996~2001の第3期まで累積し、2002からの第4期に入っているが、NIKKEI NET (2007.11.2)は、、「トヨタ自動車は2日、ロボット事業の育成に取組む方針を明らかにし、同日公表した「トヨタグロ−バルハイビジョン2020」にこれを盛り込んだことを報じているから、第4期中期計画は、この長期計画に包摂されるものと考えられる。
1-1  すでに上記第3期中期計画においてトヨタは、「21世紀の社会に貢献する、トヨタの『新事業開発』を更に積極的に推進するとして、近い将来、トヨタの第2・第3の主軸となる事業を、バイオ・マリン・ライフサポ−ト・環境・エネルギ−・先端技術の分野で確立するとしてきた。
1-2  上記1-1のNIKKEI NETによれば、トヨタは、11月3日に創業70周年を迎えるのを機会に、上記1-1のビジョンをまとめた。企業環境の変化に対応し、次世代電池の事業化やバイオ燃料の普及など、自動車周辺の事業にも注力するとした。
1-3  トヨタは、2足歩行ロボットや、人間が乗込める移動ロボットを開発した実績があり、今後は、事業として育成する。介護や家事を支援するパ−トナ−ロボットに力お入れる。

1. ロボット業界
2-1 (社)日本ロボット工業会(Japan Robot Association)の会員54社(SANARI PATENT 注:トヨタは未だ正会員としては加入していない模様である)の今年7〜9月期ロボット受注額は対前年同期比13.8%増の1501億円で、プラス成長を続けている。同じく生産額は対前年同期比9.5%増の1633億円となった。
2-2 来年度の生産は、国内需要の堅調と輸出の増勢により、対本年度比3.9%増の7500億円と見通される。
2-3 今年7〜9月期の出荷内訳は、国内586億円、輸出1101億円で、対前年同期比増加率は、国内9.1%、輸出15.0%。輸出は、中国・中南米で増勢顕著であり、日系自動車メ―カの新規設備投資や増設により加速すると期待される。電子部品実装用、半導体ウェハ(SANARI PATENT 注:基板)搬送用も伸長している。

3 SANARI PATENT所見
  ロボットの開発が広汎な分野でイノベ−ションお促進し、また、広汎な分野のイノベ−ションがロボットの開発を促進している。この双方向の最近事例を見る。
3-1  富士電機のマレ−シア工場でパワ−半導体の増産を繰上げるが、パワ−半導体に対する需要はロボット業界で顕著である。
3-2  日立製作所は、雑踏の中での移動や、音声での対話能力を持つ小型軽量の人間型ロボットを開発した。オフィスの配置に応じて経路を見つけ、訪問者の案内、書類配布などができる。
3-3  NECは、日常生活で、手伝い・ゲ−ムの相手・インタ−ネット情報の取得と選択的伝達等の機能を営むロボットを開発した。
3-4  NECのパ−ソナルロボット3原則は、「IDやパスワ−ドに依存しないで応答相手を識別する」、「「個性・価値観を持ち、主張する」、「ヒトに優る得意技を持つ」。
3-5  大阪などのベンチャ−グル−プが西日本高速道路グル−プから受託して、パ−キングエリア・トイレの自動掃除ロボットを試作した。
3-6  ロボットのパ−フォマンスショ−が中国で開催され、ダンス・体操など好評を博した。
(この記事の修正ご要求は、sanaripat@nifty.comに送信下さい)
トヨタ、ロボット、富士電機日立製作所、NEC、マレ−シア


TOYOTA Develops Robot Business :NIKKEI NET Reports TOYOTA Global
Vision 2020: トヨタ日立製作所富士電機・NECのロボット開発 
弁理士 佐成 重範 sanaripat@nifty.com Web検索SANARI PATENT
別サイト http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog/ 2007.11.27 J-Power知財の海外発揮

 中長期経営計画の策定が次世代グロ−バル展開に必須として、諸企業に普及しつつあるが、トヨタの場合は5年ごとのいわば中期計画を、1996~2001の第3期まで累積し、2002からの第4期に入っているが、NIKKEI NET (2007.11.2)は、、「トヨタ自動車は2日、ロボット事業の育成に取組む方針を明らかにし、同日公表した「トヨタグロ−バルハイビジョン2020」にこれを盛り込んだことを報じているから、第4期中期計画は、この長期計画に包摂されるものと考えられる。
1-1  すでに上記第3期中期計画においてトヨタは、「21世紀の社会に貢献する、トヨタの『新事業開発』を更に積極的に推進するとして、近い将来、トヨタの第2・第3の主軸となる事業を、バイオ・マリン・ライフサポ−ト・環境・エネルギ−・先端技術の分野で確立するとしてきた。
1-2  上記1-1のNIKKEI NETによれば、トヨタは、11月3日に創業70周年を迎えるのを機会に、上記1-1のビジョンをまとめた。企業環境の変化に対応し、次世代電池の事業化やバイオ燃料の普及など、自動車周辺の事業にも注力するとした。
1-3  トヨタは、2足歩行ロボットや、人間が乗込める移動ロボットを開発した実績があり、今後は、事業として育成する。介護や家事を支援するパ−トナ−ロボットに力お入れる。

1. ロボット業界
2-1 (社)日本ロボット工業会(Japan Robot Association)の会員54社(SANARI PATENT 注:トヨタは未だ正会員としては加入していない模様である)の今年7〜9月期ロボット受注額は対前年同期比13.8%増の1501億円で、プラス成長を続けている。同じく生産額は対前年同期比9.5%増の1633億円となった。
2-2 来年度の生産は、国内需要の堅調と輸出の増勢により、対本年度比3.9%増の7500億円と見通される。
2-3 今年7〜9月期の出荷内訳は、国内586億円、輸出1101億円で、対前年同期比増加率は、国内9.1%、輸出15.0%。輸出は、中国・中南米で増勢顕著であり、日系自動車メ―カの新規設備投資や増設により加速すると期待される。電子部品実装用、半導体ウェハ(SANARI PATENT 注:基板)搬送用も伸長している。

3 SANARI PATENT所見
  ロボットの開発が広汎な分野でイノベ−ションお促進し、また、広汎な分野のイノベ−ションがロボットの開発を促進している。この双方向の最近事例を見る。
3-1  富士電機のマレ−シア工場でパワ−半導体の増産を繰上げるが、パワ−半導体に対する需要はロボット業界で顕著である。
3-2  日立製作所は、雑踏の中での移動や、音声での対話能力を持つ小型軽量の人間型ロボットを開発した。オフィスの配置に応じて経路を見つけ、訪問者の案内、書類配布などができる。
3-3  NECは、日常生活で、手伝い・ゲ−ムの相手・インタ−ネット情報の取得と選択的伝達等の機能を営むロボットを開発した。
3-4  NECのパ−ソナルロボット3原則は、「IDやパスワ−ドに依存しないで応答相手を識別する」、「「個性・価値観を持ち、主張する」、「ヒトに優る得意技を持つ」。
3-5  大阪などのベンチャ−グル−プが西日本高速道路グル−プから受託して、パ−キングエリア・トイレの自動掃除ロボットを試作した。
3-6  ロボットのパ−フォマンスショ−が中国で開催され、ダンス・体操など好評を博した。
(この記事の修正ご要求は、sanaripat@nifty.comに送信下さい)
トヨタ、ロボット、富士電機日立製作所、NEC、マレ−シア