TOYOTAの次世代Crossover 

トヨタが次世代クロスオーバーのモデルを提示(2008-11-20同社発表)
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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 金融危機・産業危機・雇用危機の世界時流へのトヨタの対応は、グローバルな関心事であるが、同社本日の発表によれば、動力性能・環境性能を高次元で両立させた次世代クロスオーバーを、本月30日までロサンゼルス・オートショウにて展示する。
 クロスオーバーという用語は、実に多義・多方面に用いられ、コンテンツ分野では映画・小説・コミックなどで別々な作品のキャラクターや世界観が交錯することを示し、音楽分野では低音から高音に至る周波数帯域の音楽信号をハイファイでカバーする単一機器をいい、人材づくりでは異能人材の交流を指すなどであるが、自動車は文化的・芸術的・機能的要素を包含する製品であるから、異なる種別の混ぜ合わせ(SUV=Crossover Utility Vehicle)を超える意味をクロスオーバーに持たせているとSANARI PATENTは考える。

 トヨタにおけるクロスオーバーは、「世界のプレミアム市場でセダンとSUVの特長を合わせ持つクロスオーバーという新しいカテゴリー」としてそのマーケットを牽引し、支持と高評価を得てきたが、今日発表した新型RX350/RX450hは、トヨタの次世代クロスオーバーとして米国で展示される。
 新春から日本を皮切りに、順次全世界での発売を予定している。

 先般の金融サミット20国の自動車普及度の格差は、現状GDP格差以上に著しいが、ひところ唱導されたディカップリング論は影を潜め、金融危機起動国と目される米国の不況は全世界に循環してリカップリングすることが実証された。米国発で展示されるトヨタ新クロスオーバーの拡販が、20国景況を先ずリカップリングすることが望まれる。
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