SOFTBANK Comments on NGN

SOFTBANK Comments on NGN:次世代ネットワ−クにソフトバンクBBソフトバンクテレコムソフトバンクモバイルのコメント(2008-3-6総務省発表)
弁理士 佐成 重範 sanaripat@nifty.com  Google検索SANARI PATENT
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1. ソフトバンクの地位
  野村證券東洋経済会社四季報によれば、
1-1 「ソフトバンク」は純粋持株会社。ボ−ダフォン買収で総合通信会社としての基盤を強化。事業構成は、移動体通信、ブロ−ドバンド、固定通信、インタ−ネットカルチャ−、電子商取引
1-2 ケ―タイの契約数増加。積極割引と割賦販売浸透で採算向上。
1-3 ヤフ−順調。ADSLの利益回収期。
1-4 中国アリババグル−プ傘下の会社の香港上場など、上場準備できの案件が多い。
1-5 ディズニ−と協業によるディズニ−キャラクタ−のケ―タイサ−ビスを開始(SANARI PATENT 注:ディズニ−は、ゆわゆる仮想電気通信事業者となる)。

2. 標記3社・孫 正義社長の次世代ネットワ−ク接続に関するコメント(総務省2008-3-6発表)(SANARI PATENT要約)
2-1 次世代ネットワ−クは、ユビキタスネットワ−ク社会への移行を志向するわが国において、今後の情報通信の基盤となるべきネットワ−クであり、将来的には、国民の社会生活にとって、旧来の固定電話に置き換わる重要なインフラとなる。従って、次世代ネットワ−クにおける接続ル―ルの在り方は今後の電気通信市場の健全な発展の成否に大きな影響を及ぼすから、第一種指定電気通信設備制度等、これまでに整備されてきた各種競争ル―ル、接続ル―ルの趣旨を踏襲しつつ、公正な競争環境の整備、利用者利便の向上の観点を中心として検討の要がある。
2-2 今次答申案(SANARI PATENT 注:電気通信審議会)において、分岐端末回線単位接続や、接続料の算定方法に関する記述には、現状の問題解決の具体的方策が示されず、その内容は不十分である。次世代ネットワ−クにおいて利用者が様々なサ−ビスを享受するためには、光ファイバに代表されるような高速・大容量通信に対応するアクセス回線の選択が必要であるから、地域IP網および次世代ネットワ−クへの光アクセス回線市場における競争の喚起が最重要課題である。そのためにはこの市場においてOSU共用による分岐端末回線単位接続を実現し、事業者間の競争を喚起することを明確に方向づけるべきである。

3. SANARI PATENT所見
現在サイバ−スペ−スを開発し活動こといる電気通信事業者、コンテンツ事業者等もほかに、仮想的電気通信事業者として、新たなICT分野参入企業を迎えるなど、広汎な展開への対応は、その主役事業者の実地即応の意見に基づく必要がある。
ただし、ユ−ザ−の利便についても、一方のユ−ザ−の利便が他のユ−ザ−の不便をもたらす場合もあることは、動画送受信の活発化によるADSL速度の変化を来たすなど、欠落のない配慮が必要である。
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